5/1で無事にタンゴは3歳になりました。

2012年5月のオープンから3周年の今日まで、
目の前のことでいっぱいの毎日でした。

これからの目標は？なんてわたしたちにナンセンスな質問をしてくる方もたまにはいます。
一生懸命に数字の計算をして、回転率？そんなのを計算してお店がうまくいくなら
誰も苦労はしないと思います。そして、どんなお店もやめないでしょう。
3年たったいまも、これからどんなふうにお店を動かしていくかなんて
よくわからないけれど、
それでも3周年の5/1に、メッセージをくれた人、
お店にお祝いのお花を贈ってくれた人、
だまってその日に1杯のコーヒーを飲みに来てくれた人。
様々ですが、真っ白だった3年前のタンゴが
ワイワイにぎやかに笑い声が響いている店内が、
うれしくて、感謝のきもちでであふれていました。

最近はパソコンで何でもお気軽に検索できて、
便利な世の中です。
まずは興味があるお店に行く前に、評価を確認して、なんて。
誰の評価でしょうか。どんな人の。その人は素敵な人なんですか？
そういうことに、疑問を持てるようになった3年目です。

わたしたちの目の前には、
そういうことではなくて、ここに来てくれる人がいます。
お店にコーヒーを飲みに来る人、コーヒー豆を買いに来る人、
遠くからコーヒーを定期的に注文してくれる人、
お店でコーヒーを使ってくれる人、、、、
3年前の真っ白な店内だった今日。考えられなかったことです。
私たちも、好きなお店には足を運びます。
今日はあそこにいこう！と、急に思い立ったりして。
そんなふうに私たちの「タンゴ」にも、来てくれる人。
目の前の1人を大切に思う今があります。

言葉や肩書きじゃなくて、なんとな～く好き。
そういうふうに私たちが何かを選ぶように、
タンゴを選んでくれる人がいるのなら、本当に嬉しいなあと思います。

お店をはじめたいけれど迷っていた時、
「とにかく場所をきめちゃいなさいよ、」とアドバイスしてくれた人がいました。
もっと勉強しなさいよ、とか言われるかな～と思っていたけれど。
今のタンゴの場所、迷いながら私たちが選んだ場所。
でも、決めないとはじまらないと思ったから。
今は、大家さんやお隣さん、ご近所さん、みなさんとにかくあたたかく見守ってくださって
ここではじめてよかったなあ～って思います。

評価する人は自由で、もっとこうだったらいいんじゃない？、とか言ってくるけれど
私たちは私たちの歩幅でと、いつも二人で話しています。
いまは子育てしながら、おやつも用意できなかったり、
喫茶のメニューも少なかったりするけれど
それでも「こんにちは～」って来てくれる人に感謝！

娘は今月で1歳になります。
「アンパンマン」はテレビでみたことがないけれど、
おさがりのアンパンマンのぬいぐるみをとっても気に入っていて、
「あぱ」「あぱぱ」「あぱま」と、にこにこしながら言っています。
なんとなく好きなんだろうな～。
これからもそんなお店でありたい。